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諸見湯山(129)「四国の名湯・高知の蘇鶴温泉」 [■ 春雨や山登笠湯旅日記]

 9月17日、高知での一席の後、蘇鶴温泉に入ってきました。弘法大師の見つけた温泉で、源泉(ほとんど水です)の湯舟と、加温した大きな湯舟とがあり、交互に入ればいつまでも入っていられます。お気に入りのお湯です。

 「山梨と静岡の旅」

 28日は新宿から高速バスに乗り、山梨県の鐘山(かねやま)温泉に行きました。2時間たらずで富士山駅に着きました。富士急行の富士吉田が富士山と改名しました。ここからタクシーで10分ほどで鐘山苑に到着です。
 落語は3時から、1時間のおしゃべりでおしまいです。この日は泊まりで、後はまったくのフリータイムです。2万坪の敷地があり、中に桂川の源流がごうごうと流れています。この川沿いに茶室があり、抹茶を頂きましたが、川の音を聞きながら風流なひとときでした。夜は霊峰太鼓ショーがありました。豪快なバチさばきは見事です。その後のビンゴゲームではなんと二等が当たりました。始まってから、すぐにビンゴになりまして、こんな事は初めての事です。ブドウのジュースを頂きました。うれしい一日でした。

 明くる朝は、屋上の露天に入りました。(時間制のため前日は入れませんでした)雄大な富士山を眺めながらの風呂は豪快そのもの、素晴らしいです。富士山は山頂付近は白くなっていました。

 10月6日、静岡の金山さんの依頼で地域寄席に行ってきました。市内の与一町の公民館で百人ほどのお客様を前に、「小言幸兵衛」「虱茶屋」の2席を口演です。終演後は金山さんに寿司鉄さんに連れていって頂きました。いつもながら、イカの塩からは絶品でした。

 翌日は、少し山の方へ行った戝畑というところでの口演です。ここの保育園の主催ですが、会場のとなりでは園児が昼寝をしている不思議な空間でした。この日も百人ほどのお客様で「金明竹」「小言幸兵衛」「虱茶屋」の3席でした。庭で落ち葉たきをしていて、さつま芋を焼いていました。真に美味でした。


 「桐生のソースかつどん」

 毎年、「体育の日」に桐生の高薗寺さんの法要の催しに呼ばれています。今年は10月の10日でして、風子を連れて行ってきました。お昼に出して頂く「志多美屋」の本店のソースかつどんは旨いです。ご飯の上に特製ソースの掛かったかつが乗っているだけのシンプルなものですが、これも絶品です。終演後は、お酒を頂いてごきげんで帰ってきました。

 「長万部温泉」

 北海道の仕事を利用して、南部を旅行してきました。10月19日、函館駅前のホールに5時頃に到着です。近くの居酒屋をいろいろと見て「函館あかちょうちん」という店に入りました。時間も早いせいで、女性の3人連れが1組いただけでした。
 3人寄れば何とやらで、聞くとはなしに聞いていますと、3姉妹で、福岡、奈良、大阪に住み(嫁ぎ先のようです)、しばらくぶりの旅行のようです。私はいつも一人旅ですが、仲のいい者同士の旅は最高です。北海道の幸せを存分に味わっているようでした。

 私はイカ刺しとシシャモとアスパラを注文、お通しに冷奴が出て、また塩からがサービスに出てきました。シシャモは油が乗って真に美味でした。

 明くる日は、10時15分のバスで、長万部へ向かいました。紅葉の山々を眺めながら、しばらく行くと大沼が見えて来ました。ここを過ぎると駒ヶ岳です。富士山のような形をした、とてつもなく大きな山があって、その山頂が吹っ飛んでしまった、おそらくそんな事でできたのでしょう。途中、森町で10分ほどトイレタイムがあり、長万部に着いたのが1時17分ですから、3時間かかったわけです。この駅裏にある四国屋さんまで5.6分です。先代が高知の出で、こういう名前になったそうです。この長万部温泉は昭和30年に天然ガスの試堀の時に、ガスと一緒に湧き出たもので、当時、ここには寺が2軒に民家は1軒しかなかったそうです。今は8軒の宿があります。少し熱めの塩のお湯でよくあたたまります。

 次の日は、山の中の美利河(ピリカ)温泉に泊まりました。カメムシの多いところでした。その次の日に、今金町民センターで「転失気」「虱茶屋」を口演して帰って来ました。
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諸見湯山(128)「秋の宮温泉」 [■ 春雨や山登笠湯旅日記]

 秋田県の湯沢市の秋の宮温泉で、仕事があり、二日前に現地入りしました。湯沢駅から秋の宮へ行くバスがありましたが、去年の春に廃線となってしまいました。横堀駅からタクシーに乗って20分ほどで秋の宮到着です。宿はうつもの「新五郎」の湯です。もうすっかりおなじみの宿となりました。
singorounoyu1.jpg
taroubee.jpg新五郎の湯

 宿で朝食を食べて、山伏岳に向かいましたが、寝不足のせいでしょうか、登山道入口に着いた時には、クタクタになってしまいました。対岸にある滝を眺めて帰ってきましたが、二時間半は歩きました。

 明くる日は、5時起きして高松へ向かいましたが、なんとこの日も登山道入口でバテテしまいました。体力のおとろえでしょうか。それとも夏の疲れでしょうか情けない話です。この日は2時間45分の歩きでした。
 
 次の日、9月1日にやっと仕事です。秋の宮野一番奥にある秋の宮山荘が会場です。ロビーに横綱・照国の化粧回しが飾ってありました。ご当地雄勝町(今は湯沢市です)の出身だそうです。また、小野小町の故郷でもあります。落語は「金婚旅行」と「転失気」の二席を口演しました。
akinomiyanokawaranoyu.jpg秋の宮の川原の湯

akinomiyanofuukei.jpg秋ノ宮の風景

keshoumawasi.jpg照国の化粧廻し

 その後、となりの東成瀬村のジュネス温泉へ移動しました。大きなスキー場にあるリゾートホテルですが、私好みではありません。2日はここで「転失気」と「八問答」をおしゃべりしました。帰りは新庄へ出て、山形新幹線で帰ってきました。

 3日はこんにCHIBA落語会での一門会です、雷太・風子も出演しました。八百夜のご常連の梶尾さんが世話人をなさっています。習志野文化ホールいっぱいのお客さまで、私は、「妾馬」と「蛙茶番」をやりました。打ち上げに少し顔を出しまして、東北新幹線に乗り、終点の新青森には10時半に着きました。
narasinoutiage.jpg習志野打ち上げ 私の奥が梶尾さん


 4日は、大館市文化会館いっぱいのお客様を前に「留守居番」と「転失気」を演じました。お土産に名物の曲げわっぱを頂きました。5日は八百夜でした。
 次の日は、宮城の鳴子温泉での口演です。終演後は「扇屋」さんへ泊まりました。鳴子は熱いお湯が多いですが、ここは内湯、露天ともぬる湯です。少し黄色いお湯で気に入りました。この日は客も少なく、露天(貸切り)に入りびたりでした。斎藤さんに探してもらいました、いい宿です。
kasikirirotenburo.jpg貸切り露天風呂

ougiyanoutiyu.jpg
ougiyanoutiyu2.jpg扇屋内湯

 7日は、浅草公会堂での交通安全の集いで1席のおしゃべりでした。東京東北を行ったり来たりのあわただしい日々でした。

 次の日、8日に気がゆるんだのでしょうか。酔っ払って自転車に乗り、ひっくり返って頭を打ち、救急車で運ばれて緊急入院です。幸い何事も無く次の日には帰ってきましたが、馬鹿なことをしたものですが、よほど悪運が強いのでしょうか。

 次の10日は、八百夜のご常連、佐々木さんと生島さんとで、日光の鳴虫山へ登りました。暑い日で汗をいっぱいかきましたが、下山後のビールは最高でした。次の日、朝起きようとしましたら、立ちくらみです。軽い熱中症でしょうか。一日寝ていました。次の日には治りましたが、油断大敵とはよく言ったものです。
narummusiyamasantyoude.jpg鳴虫山山頂で

akatonbo.jpg山頂の赤とんぼ
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諸見湯山(127)「北川村のモネの庭」 [■ 春雨や山登笠湯旅日記]

 7月18日、台風が四国に接近です。

羽田を飛び立った便は無事に高知に着きました。南国土佐としてはかなりの涼しさです。

 土佐くろしお鉄道で室戸方面へ向かいます。海岸線を走る車窓からは押し寄せる高波が見えます。およそ1時間で終点の南半和に着き、ここからは村営バスで北川村温泉に向かいました。
tosakurosioshanai.jpg土佐くろしお鉄道の車内

kuzureotitadouro.jpg崩れ落ちた道路(北川村で)

 家々の外壁には横に並んで、瓦が差し込まれていて、水切り瓦というそうです。台風から壁を守るためのものです。
mizukirigawara.jpg奈半和駅から北川村方面を見て 水切り瓦

 バスはどんどん山の中へ入って行って40分ほどで温泉に着きました。山の中の村営でここで3泊します。
 この日は20人ほどのお客がいました。夜から激しい風雨となり、明くる日は落石と倒木が道路をふさぎ、不通となりました。お客は全員足止めです。表を歩くのも危険で、終日温泉に入っていました。
zousuisitanahantogawa.jpg増水した奈半和川

 3日目にやっと雨がやみ、これから道路を片付けるそうです。朝食後も他のお客さんは居残りです。表へ歩きに出かけましたが、宿のすぐ先の道路が100Mほど前の奈半和川に崩れ落ちています。宿の手前でなくてホッとしました。
 お客さんは昼食(かなりいい物を出してくれました)を食べてからやっと帰ることが出来ました。後に残ったのは私一人でした。

 翌日の仕事先から連絡が入り、口演は急に中止となりました。何のことはない、高知の山の中の温泉に来ただけの旅となってしまいました。何事もあきらめが大事で、何しろ千ミリの雨量ですから仕方ありません。

 そこで21日は、モネの庭へ行きました。
 画家のモネが自分で作った庭をこの村でマネした、北川村のモネの庭です。10時の開演とともにまっさきに入りましたが、かなり広い庭です。
mone.jpg モネの庭

 また暑さも戻りまして、青空が広がっています。アチコチと歩かずに睡蓮の池のほとりで時を過ごしました。次回、陽気のいい時に、ゆっくりと歩いてみたい庭でした。

 
岐阜でも痛い目に!」

 7月23日、富山の仕事を終わってから、下呂の赤かぶさんで3泊しました。

 24日は5時起きで御前山登山です。この山はもう5~6回は登っています。自転車の調子が悪く坂道にかかると、とてもこいでいられません。押して歩いて行きましたが、登山道入口でバテテしまって、登山はあきらめて帰ってきました。

 次の日は、赤かぶさんの裏手にある仏ケ尾山へ登りました。
 登山道からは一気に急登です。どんどん登っていき、大きな岩がゴロゴロしてくると、じきに雨乞い岩です。ここまで1時間45分かかりました、山頂へはあと900Mですが、ここからは平らな道となります。
 前回はこの先で、猪らしい唸り声を聞きましたので、ここで引き返す事にしました。
amagoiiwa.jpg仏ケ尾山の雨乞い岩

 帰りに道を間違えて、やぶこぎとなり、悪戦苦闘していると、頭にチクッと痛みが走りました。しかもニケ所です。そのあと、肩もやられて、上を見るとスズメバチです。こんちきしょう!と思いましたが、急いで逃げ帰りました。すぐに医者で注射を打ってもらいましたが、右足がはれてしまいましたが、3日ほどで、元に戻ってホッとしました。

 午後からは「岐阜の宝物」認定第1号となった下呂市小坂の、巌立峽の滝を見物に行きました。御岳の一合目で、滝の多い見事な眺めです。遊歩道はよく整備されています。
akakabufusai.jpg巌立狹で赤かぶさん夫妻

genritukyou.jpg巌立狹にて

pan.jpg赤かぶさんの前のパン屋さん 赤かぶさん制作の石のパン

 夜は、高山市久々野のこだわり酒屋、坂本さんが来て、ワインの勉強会、わいわいワイン会がありました。他の酒も楽しみまして、ベルギーのかなり酸っぱいビールがたいへん気に入りました。
wainkai.jpgワイン会で、手を伸ばしているのが坂本さん

 その後、宮崎の仕事の前に、別府のお湯に泊って、臼杵の石仏を見てきました。千年もの風雪にたえた石仏郡は、今は屋根もついて国宝となりましたが、見事な仏様をおがむことが出来ました。
usukinenosekibutu.jpg臼杵の石仏sekibutudai.jpg
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諸見湯山(126)「大平山のアジサイ」 [■ 春雨や山登笠湯旅日記]

 夏至の6月22日、朝からいい天気です。床屋へ行ってから栃木県大平山のアジサイを見に行きました。東武線の新大平下を11時20分に出発です。
oohirasanmyaku.jpg大平山脈

 関東ふれあいの道を歩いて、清水寺を目指します。お寺で一服してから、裏山を登って行きますが、かなりの急坂です。しばらく行くと、縦走で、アップダウンの連続です。
kiyomizudera.jpg清水寺

 この山はハンググライダーの基地がある位ですから、下からは爽やかないい風が吹き上げてきます。
 低山ながらも、夏場でも快適です。大平山まで、3時間20分かかりました。神社の脇に茶店があり、栃木市街が一望できます。
totigisigaiwonozonde.jpg大平山頂から栃木市街を望んで

 いい風も吹いていて、ついふらふらっとビールに手が出てしまいました。みそおでんで軽く飲んで、仕上げにソバを頼みましたが、これが手打ちでなかなかの味でした。しかしながら、汗をかいたあとのビールはたまりません。
 帰りは、アジサイ坂を降りました。長い石段の両側にはアジサイが見事に咲いています。
 その後は栃木まで歩いてしまいました。
 この日は、このあたりは35度を越える、初の猛暑でしたが、涼しい山歩きができました。
ajisai.jpgアジサイ坂
ajisaisaka.jpgアジサイ坂

 「寝台列車ではわい旅行

 サンライゾーに乗って2泊3日のはわい旅行をしてきました。東京を夜10時に発って、翌朝、5時すぎに目が覚めて表を見ますと、いい天気です。
 デッキで、タバコを吸っていると、相生を通過です。このあたりから、岡山にかけては、丘のような低い山が連なっています。
hagoromo.jpg東郷湖を望む羽衣

 岡山からはだんだんと、山の中へ入って行きます。この時のワクワク感は何とも言えません。
 大山(だいせん)が見えてきましたが、頭はあいにくと雪の中です。間もなく米子でここで、乗り換えて倉吉まで。駅からは10分ほどで、東郷湖の畔にある、はわい温泉「羽衣」へ。かけ流しの本物のお湯です。1席の後、ここで一泊して、次の日に帰ってきました。

 「富山の中村さん宅へ」

 7月9日、富山の中村さん宅を訪ねました。(東京時代は八百夜の御常連でした)
 この日は東京も朝からバカ暑で、お昼ごろの新宿の暑さといったらありませんでした。末廣亭の高座を務めてから、羽田発、3時25分の飛行機で、富山へ4時15分に着きました。
 こちらも蒸し暑く、この日は北陵も関東も梅雨明けでした。
 この日は富山の海の幸で、ご馳走になりました。
 次の日、雨晴温泉で、1時間のおしゃべりでした。
amehareonsenkaraonagame.jpg雨晴温泉からの眺め

 「松江の玉造温泉」

 7月14日、浅草の昼席のトリを務めてから、最終便で、出雲へ向かいました。あちらには8時分着です。安倍先生が迎えにでてくださいまして、この日は「味作久」さんでご馳走になりました。白ばいで一杯です。このお店は一人用の鍋がつく事になっていまして、鰯のつみれ鍋を頼みましたが、真に美味でした。
sirobai.jpg味作久さんの白バイ
hitorinabe.jpg名物の一人前鍋

 次の14.15日と玉造温泉でのおしゃべりです。松江から、2駅で玉造温泉駅ですが、駅前には酒屋さんが一軒あるだけの、まったくの田舎の駅でした。
 14日には、玉造でゆっくりした後、お気に入りの海潮温泉にも行って温泉ものハシゴをしました。
 こちらも昼間は熱いのなんの、びっくりしました。
abesenseito.jpg松江の味作久さんで安倍先生と
umisioonsennde.jpg海潮温泉で

 宿は松江駅の近くに、先生にとって頂きまして、またまたごやっかいになりました。
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諸見湯山(125) 奥会津の絵枝岐村 [■ 春雨や山登笠湯旅日記]

 連休明けから梅雨入りまでもおよそ1月は新緑の美しさは最高で、絶好の登山シーズンです。
5ji25fun.jpg駒ヶ岳登山口にて、5時25分

 5月25日、奥会津の絵枝岐村へ行きました。
 会津高原尾瀬口からバスで小一時間、11時前には村に着きました。
 ここは人口700人の観光の村です。平家の落人の移り住んだ所で、山の奥のまた奥の方にある秘境です。松枝岐川沿いに道が通っていて両側にはたくさんの民宿が並んでいます。三つの温泉があり、泊まり客には無料パスを貸してくれます。
esikigawakireinamizu.jpg絵枝岐川・きれいな水です

 この日の宿「こまどり」さんへ荷物を置いてから、一番手前の森野温泉館「アルザ尾瀬の郷」へ行ってみました。ここはプールと露天があり、温泉つきのスポーツ館といった所です。お湯は循環で早々と引き上げました。
 次に、駒の湯に行きましたが、内湯はかけ流しのアルカリ単純泉です。
 その後、村内をブラブラしてみました。歌舞伎を上演する小屋があったり、また公園に水芭蕉も咲いていました。
mizubashougasaiteimasita.jpg水芭蕉の花が咲いていました

 翌朝は」早起きして宿の主人に会津駒ヶ岳登山口まで送ってもらいました。出発は5時25分です。初めから急登ですが、これでかなり高度をかせげます。そのうちに残雪がちらほらと見えてきまして、段々と多くなり、すっかり雪となってしまいました。踏み跡を頼りに登って行きます。
 山頂は360度の大パノラマで、塚ケ岳がよく見えました。
komagatakesantyouwonagamete.jpg駒ヶ岳山頂をながめて
santyoukaramitatukagateke.jpg山頂から見た塚ケ岳

二軒の宿を一泊ずつ宿をとりまして、この日の宿「山びこ荘」には12時50分に着きました。
 7時間25分かかりました。
 お湯は3軒目の塚の湯へ行きましたが、単純硫黄泉で硫黄の匂いのする、ぬるっとしたお湯です。露天も広くてさわやかな新緑を眺めながらの風呂はご機嫌でした。
tukanoyunoroten.jpg塚の湯の露天 新緑が見事でした

 次の日も温泉でゆっくりして帰ってきましたが、天気も良く、いい遊びが出来ました。帰ってから関東は梅雨入りしたとニュースで知って、いい時に登ってきたものです。


 「足温泉のいずみ家さん」

 6月1日、東京発夜10時のサンライゾウに乗り込みました。
 この日は、今年初めて酒を明けました。お医者さんより少しお酒をひかえるようにと注意されました。翌朝6時半に岡山で下車して、高知行きに乗り換えです。
 どんよりとした雲空で、山の少しかすんでいますが、これもまた風情があります。御免に9時半に着き、1・3K歩いて長岡温泉に行きました。2時までここで過ごしてから4時と5時半の2回公演です。
 終演後は宴会に1時間ほど、お付き合いそてまた岡山へ戻りました。
DSCN0208.jpg2.jpg
kokowomagarutonagaokaonsen.jpgここを曲がると長岡温泉です

 あくる朝は、一番に乗って、中国勝山に8時過ぎに到着。いずみ家さん(定宿)に車が迎えに出てくれました。すっかりなじみになった、足温泉のいずみ家さん、もう何回泊まったか忘れました。朝食後、すぐに櫃ケ岳へ。
 道路の溝に、サンショウウオがいました。
sanshouuo tamago.jpgサンショウウオ 白いのは卵でしょうか

 5合目に着いて、樹蔭で休んでいるうちに、ついうとうとと、寝てしまいました。
 天気は良し、鶯やホトトギスの声を子守唄に昼寝とは、乙なものです。あたりにはワラビがいっぱい出ていてワラビとりに精を出してから、また出発しました。しばらく行くと、天狗の森という原生林に入ります。ここがこの山の一番の魅力です。
  
 下山後、足(たる)の700Mほど先の、真賀温泉の幕湯へ行きました。
singaonnsenn.jpg真賀温泉
singaonsennomakuyu.jpg真賀温泉の幕湯

 小さな湯舟が一つあるだけの混浴です。10人ほど入っていて、いっぱいです。女性も2人入っていました。そのうちに、一人減り、二人減り、最後は地元の常連客と2人になってしまいました。この方の説によりますと、さっきの2組のアベックは、最初に出た方は夫婦だが、後の方は不倫のカップルだそうです。男が60ちょい過ぎで、女の人は50ぐらいでしたが、ちょっといい女で、スナックのママさんといった感じでした。こういった観察が出来るのもこのお湯のいい所です。

 次の日は、足湯温泉の裏山へ登りました。山の上に送電線が通っていて、その点検路がちています。踏み跡がわからなくなる所まで2時間歩きましたが、鈴かな山歩きでした。足温泉の裏にある山ですから、足裏山と名付けました。なんだかプンプン臭ってきそうな名前ですが・・・。
 高知のついでに足温泉で二泊、その後、名古屋でおしゃべりしてきました。
asionsennozenkei.jpg足温泉の全景 橋のたもとが「いずみ家」さん
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諸見湯山(124)「埼玉の低山あるき」 [■ 春雨や山登笠湯旅日記]

 ゴールデンウィーク中の4月30日、飯能の山へ登ってきました。
 土曜で、どこの山も、混んでいるだろうとマイナーな山を探し、天覧山から天覚山へと縦走することにしました。
 飯能駅から歩いて展覧山へ着きました。低い山ですが見晴らしは良く、眼下に市街地が見下ろせます。ここから次の多峰主山へ向かいました。

 一度、山を下って行くと、湿地帯となり、「蝮に注意!」なんて看板が立っています。蝮は1度、出逢ったことがありますが、まったく気味の悪い蛇です。じきにまた上りになり、雨乞いの池がありました。
amagoinoike.jpg雨乞いの池

池から多峰主はすぐです。ここまでは人が大勢いますが、次の天覚山へ向かう道は、ほとんど人が来ません。きついアップ・ダウンの連続で天覚山へ、着いた時にはかなりバテました。ここから東吾野駅へ下って、6時間40分の山でした。
 その間は、8人ぐらいしか逢いませんで静かな山歩きで、いい汗をいっぱいかく事が出来ました。

 「愛宕山参り」

 京都の仕事を利用して愛宕山(昨秋以来です)へ登ってきました。
 連休明けの5月9日は、朝からいい天気です、JRの太泰駅で煙草を吸って、6寺46分に清滝目指して、出発です。大覚寺まで来てまた一服。ここから鳥居本の集落へ向かいましたが、道を間違えたらしく、だんだん山の中へ入って行って、そのうち家もなくなりましたが、道は続いていますので、どんどん登って行くと、やっと峠に着きました。これを超えて下って行くと、標識のある所へ出て、見ると東海自然歩道でした。
daikakujimae.jpg大覚寺前

 清滝へは1.7Kmとあって、清滝川沿いに進みます。目には青葉、やまでは鶯がそして皮ではカジカが鳴いていて最高の気分です。
 
 やっと、愛宕山の表参道登山口に着きましたが、ここまで2時間半もかかってしまいました。連休明けにもかかわらず、結構な人が登っています。人のいないスキをねらおうという、誰の気持ちも変わらないようです。2時間かかって頂上の神社に着きました。八重桜がきれいに咲いていて、ちょうど、見頃でした。帰りは北路を戻って、バス停には1時10分着、6時間24分の登山でした。この日も初夏のい陽気でして、いい汗かけました。
tozandouirigutinotorii.jpg登山道入口の鳥居
atagoyamatozandoude.jpg愛宕山登山道で
yaezakura.jpg愛宕神社の八重桜

 この日は京都駅から10分ほどの興生会館に泊まりました。ここは真宗興生寺派の本山、興生寺の宿坊でして、西本願寺のとなりにあります。
 あくる日は、予報通りの雨ですが、西本願寺へ行ってみました。宗祖親鸞上人の750回忌だそうで、朝早くから、大勢の参拝人でした。
nisihonganjinokeidai.jpg西本願寺の境内

 その後、大原野という所で1席です。三千院のある大原とは違いまして、京の西の方です。もう山が近くにあって、これを越すと高槻だそうです。この辺は筍の産地のようで、帰りには銘産の筍を頂きました。

 「栃木の低山歩き」

 我が家から1番近い所にある山が大平山です。5月14日、この大平山へ登りました。東武線の新大平下で下車して20分ほどで登山口があります。山頂には大平神社があって、食事処も何軒かあります。車道もうちています。
juusourototyuunotobikomubasho.jpg縦走路途中の飛び込む場所
oohirasannjuusourokara.jpg大平さん縦走路から

 ここから先がやっと山登りとなります。馬木入山までの縦走で小さなアップダウンの連続です。パラグライダーの飛び立つ場所があり、さすがにいい風が吹き上げてきます。休むにはちょうどいい所です。馬木入山からは、また道を間違えましたが、無事に岩船駅へ着きました。4時間20分でした。
itaitasiiiwafuneyama.jpg痛々しい岩船山

 あくる日は、風子を連れて桐生の泉龍院さんの法要の席で口演してきました。山の中のお寺さんで、実に静かな所です。
senryuuinnsannnomaeniwa.jpg泉龍院さんの前庭
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諸見湯山その123 [■ 春雨や山登笠湯旅日記]

 昨年はお世話になりました、九州久留米落語会のうちあげの酒場に、造り酒屋の前掛けが飾ってありました。中で山の寿という前掛けがとても気に入りました。
 後日、世話人の佐藤さんが二枚プレゼントしてくださいました。
 肩にかけるバッグがやっと完成しました。住吉踊りの稽古場(落語協会ビルの二階の大広間)での写真です。落語好きの方はご存知と思いますが「今川焼」の額は「火焔太鼓」にちなんだ書です。
yamanokotobuki.jpg山の寿のバッグ

 3月24日、信州の上田で口演しました。その日は近くの田沢温泉の富士屋旅館に宿を取りました。沢沿いに山へ少し入って行くと、何軒かの宿がある鄙びた風情の温泉場です。お湯はよく練れていて、ソフトな肌ざわり心地良いです。39・5度のぬる目のお湯は最高で今年のナンバーワンです。
tazawaonsen.jpg田沢温泉tazawaonxsen2.jpg田沢温泉

 「風神ライカを観戦」

 女子のボクシングに風神ライカという選手がいます。私に縁のある名前だと、新聞で知って興味を持っていました。その試合を見る機会に恵まれました。
 4がつ4日、後楽園ホールでの試合です。男のボクシングの中で1組みだけ、女子同士の対戦です。トリの一つ前の我々で言う、ヒザ代わりです。
tokasiki.jpg渡嘉敷会長のオークション

 なかばくらいにオークションがありました。リングに渡嘉敷会長が出てjきまして、世界チャンピオン9人の寄せ書きを、20枚持ってきてのオークショnです。普通のオークションはだんだん値がせり上がりますが、今回は3万お値がつきましたが5枚しか売れず、二万5千円からしまいには1万まで下がってしまいました。3万の人から文句も出ましたが会長の巧みな話術で「義援金だから勘弁してください」と、全部売り切れました。ロビーの義援金箱と合わせて160万ものお金が集まりました。
raika.jpg右が風神ライカ

 さて、ライカの相手は背も高く美人です。激しい打ち合いとなりましたが、ライカのTKO勝ちでした。見応えのあるいい試合ではありました。

 4月10日、風子を連れて群馬県太田市の金龍寺さんへ行きました。毎年、「大般若」の法要の席に呼んで頂いています。私は「雑俳」と「お血脈」の二席を口演しました。このお寺さんは新田義貞の菩提寺で、小高い山の中腹にある大きなお寺です。
nittayosisadabozen.jpg新田義貞の墓前で


 「北村温泉」
 4月14日、北海道は岩見沢での一席で、会場は北村温泉ホテルです。前日入りして、ここに泊まりました。岩見沢から車で20分ほど、田園地帯にポツンと建つ宿です。
 お湯は黄褐色でかなりしょっぱい味がして少し鉄のにおいもします。内湯が三つ、露天も二つあり、それぞれ温度がちがうお湯で、源泉かけ流し、加温、加水なしのこだわりの強いものです。良く温まりました。

 「松江の一門会と神戸の宅原寺さん」

 4月22日、蒲郡市民会館での独演会の後、その足で松江に向かって夜の九時過ぎに到着です。翌日の二時から島根県民会館中ホール(600席)でのチャリティ落語会、雷蔵一門会です。出演は風子と安倍先生(落雷)、そして私です。司会は山陰放送の板井アナウンサー(雷音)です。
 松江東ロータリークラブと松江春雨や流の会の主催で、他に、三つあるロータリーの協力もあり、満員のお客様でした。私の「味噌蔵」で仲入りとなり、その後、先生と板井さんの対談があり、トリはお婆さん落語の「金婚旅行」で笑って頂きました。
 義援金は、これまた160万集まりまして、私も少しは世の中のお役に立てたと、嬉しく思いました。
robi-de.jpg島根県民会館ロビーで

utiagedeitaisan.jpg終演後のうちあげで 私の隣が板井さん
 
 翌日は神戸の宅原寺さんでの落語会です。今年で七回目となりました。本堂いっぱいのお客様を前に「御神酒徳利」と「お血脈」を口演しました。終演後は有馬グランドホテルで汗を流しましたが、一流のホテルはやっぱりいいです。
takugenjiposutaharusameja.jpg宅原寺さんのポスター「春雨じゃ笑って帰ろう」
 
 4月27日、しばらくぶりに、登山です。西吾野から子ノ権現へ登って天目指峠へおりてきました。二時間40分の山でした。
wakimuzu.jpg吾の湧き水 niousama.jpg子ノ権現の仁王様

 
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「諸見湯山」その122 [■ 春雨や山登笠湯旅日記]

 日本の危機となりました。
 笑っている場合じゃありませんが、こんな時だからこそ笑うことも大事です。
 私にできることをいろいろ考えまして、松江の安倍先生と相談して雷蔵一門会をやる事になりました。春雨や流松江支部の皆さんのご尽力で、島根県民会館で大掛かりのチャリティ落語会です。私と風子で参りますが、もちろんノーギャラです。なるべく多くの義援金を集めたいと思っています。
 4月の23日に行う事になりました。
tirasi.jpg

「十津川温泉とえりも町」
 
 2月23日、帯広入りして駅前ホテル宿泊です。夜は居酒屋へ行って魚で一杯やりました。翌日は十津川温泉へ泊まりました。初めて北海道へ行ったのがこの十津川温泉です。ちょうど秋で途中の川にはシャケがうじゃうじゃと帰って来ていました。30年ほど前のことです。
osibai.jpg十津川温泉でもお芝居

 帯広駅から十津川温泉行きのバスに乗って、およそ30分で笹井ホテルに着きました。昼間、大衆演劇を公演していて、宿泊客は2400円で見られます。南條光貴一座の出演で、芝居は人情時代劇でなかなか見応えのあるい芝居でした。その後は温泉三昧で過ごしました。

 翌日、東京から来たマネージャーと合流して、車でえりも岬へ。
erimomisaki.jpgえりも岬 erimomisaki2.jpgえりも岬

なんと二時間もかかりました。えりも岬は雪がありません。風が強い所で皆、吹き飛ばされてしまうようです。遠くの岩に白いものが見えます。雪かと思いましたら、ゼニガタアザラシだそうです。夜の公演後、町田さんに招待されまして宴席です。子持ちのハタハタが特に美味でした。
 あくる日羽田に戻ってそのまま富山に向かいました。
 
 
 「松野町の陽だまり温泉と高月山」

 3月6日は、愛媛の鬼北町での口演です。八百夜ご常連の蔭平さんの話をしますと、故郷(松野町)のとなり町だそうです。さっそく地元に話をしてくださいまして、松野でも落語会を開いていただくことになりました。しかも蔭平さんも同行してくださる事になりました。
 私は2日に名古屋で1席の後、岡山経由で宇和島へ向かいました。朝6時に家を出て、夜9寺着で電車に乗りっぱなしの1日でした。
 次の日は、宇和島からバスに乗って、鬼北町の成川下車、成川渓谷沿いに登って行って、5Kほど先に町営の宿泊施設と温泉があります。この日は林道を二時間ほど歩いておしまいです。シーズンオフとあって泊まりは私一人です。一人でポツンと夕食を食べていますと雪がチラチラと降って来ました。

 翌日、目が覚めると、辺り一面うっすらと雪化粧です。それでも朝食を食べてから、高月山目指してスタートしました。風も強くて寒いのなんの、5時間40分の登山でそた。今年の初登山となりました。宿へ戻ると、蔭平さんが迎えに着ていてくださいました。それから3日間は陰平さん宅へごやっかいです。
takatukiyamasantyou.jpg高月山 山頂

kagehirasan.jpg滑床渓谷の鳥井岩の前で 蔭平さん
okaasan.jpg蔭平さんのお母さん 蔭平邸で

 次の日は滑床渓谷を散策しました。成川も良かったですが、こち8らの方がスケールも大きく、見事な渓谷でした。街にはサカナ館があり、そこへも寄ってみました。
 ペンギンの散歩を見ることが出来ました。館内を歩きますが、これを見ているのはたったの4人でした。私と蔭平さん、そして一組みの親子でした。
pengin.jpgペンギンの散歩 kobanzame.jpgこばん鮫
namazu.jpg1M56cmの大なまず

 その夜は松野町での落語会でした。松野雷蔵です。そして翌日は鬼北町での口演でした。
 また蔭平さん宅の集落だけの温泉に入れていただきました。温泉を薪をたいてわかすお湯でとてもあたたまります。二日も入れて下さいまして、本当に楽しい想い出となりました。
hidamarionsen.jpg陽だまり温泉

 11日は、名古屋での口演の後、名古屋駅に着くとただならぬ気配でして、新幹線もストップしています。私はこの日は下呂の赤かぶさんに行くことになっていまして、着いてからテレビで知りました。12日は東京から雷太と風子が来て赤かぶさんでの一門会です。13日は大垣の上石津町へ行ってまたまた一門会でした。
umaisobayano.jpgうまいそば屋の平氏ケ原で 赤かぶさん兄弟と
fusaito.jpg赤かぶさんで 夫婦と
 
 北海道、そして松山と楽しい旅が出来ましたが。遠い昔の出来事のような気がします。
 1日も早く、普段の暮らしが出来るようになりたいものです。


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諸見湯山(121)「穴道湖の寒鮒の糸作りと奥出雲の湯村温泉」 [■ 春雨や山登笠湯旅日記]

 昨年、ご馳走になった鮒の糸作りが忘れられませんで、2月の2日に山陰の松江に行きました。
この日は、阿部先生(春雨や落雷)の車で三保関の「マツヤ」さんへ。
松葉ガニは真に美味。甲羅酒はごきげんでした。
bandainomaede.jpg番台の前で阿部先生
yumiraonsenyunokamikan.jpg湯村温泉・湯の上館
utiyu.jpg湯村温泉の内湯

 翌日は、朝から先生の稽古をみっちりと。その後、奥出雲の湯村温泉へ行きました。内湯は39度くらいで、露天は限りなく、体温に近く、加水加温無しの掛け流し、サラッとしたいいお湯です。和風の宿の前の細い道の向こうが湯小舎になっています。この湯小舎を設計した松江の山久瀬さんが、ちょうど、お湯に入りに来ていました。
kawawomiorosuroten.jpg川を見下ろす露天
yumuraonsenoasiyu.jpg湯村温泉の足湯
yamakuzesan.jpg湯小舎の前で 山久瀬さん

 さて夜は、松江の「すし治」さんの、お目当てでの糸造りです。穴道湖の30センチほどの寒鮒です。鯉こくといいますが、鮒こくでしょうか。それと白魚は絶品。山陰の冬はぜいたくなものです。
kannbuna.jpg穴道湖の寒鮒
funanoitodukuri.jpg鮒の糸造り
funakoku.jpg鮒こく
sirauo.jpg白魚

 その後、丹後半島の久美浜温泉へ行きました。なめると、かすかにしょっぱい味がします。ここも本物のいいお湯でした。露天の脇に大きな銅像が建っています。山田六郎翁の像で、大阪のくいだおれの社長で、この温泉を開発した方だそうです。
 翌日は、丹後大宮というところで、二席の口演でした。
kumihamaonsennoroten.jpg久美浜温泉の露天

 2月7日、信州うの松本で口演して来ました。当日は早めに家を出て、松本の先の穂高へ足を伸ばして、三遊亭球馬さんのお墓参りをしてきました。私の3年ほど先輩で、とぼけた味わいのある芸人でしたが、いろいろ悩むタイプでとうとうやめてしまいました。その後は地元へ帰って、信州の芸人として活躍していました。山登りが趣味で一緒に常念岳へ登って常念小屋で落語をやったりと、親しく付き合っていましたが、4年ほど前に急死してしまいました。やっと墓参りができてホッとしました。

 夜は四百二十一回目の松本落語会(昭和48年に始まり、38年も続く老舗の落語会です)での口演です。三笑亭可龍さんとの二人会で、私は「寝床」と「明烏」の二席(どちらも先代、桂文楽師匠の十八番です)をおしゃべりしました。
 終演後の打ち上げでは旨い酒を飲む事が出来ました。
 その席で、世話人の筒井さんが「いばらん亭」というそば屋を開いているとうかがい、あくる日、11時の開店を待って行って来ました。「もり」と「かけ」を注文しまして、さすがに自慢するだけの事はありました。真に美味。気取らない店で、町内の方でやっている、いいお店でした。帰りには無農薬の野菜やら、手作りの万頭をお土産に頂きました。次回が楽しみです。
ibaranteitutuisan.jpgいばらん亭の店内・後ろ姿は筒井さん
morisoba.jpgいばらん亭のもりそば
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「諸見湯山」(その120)「会津の湯野上温泉」

 旅日記もちょうど10年、次回が300夜、縁起がいいです。

 「会津の湯野上温泉

 12月29ひ、忘年登山にと会津へ出かけました。青空が広がる、いいお天気です。東武電車で北上しますが、関東平野は実に広いものです。
 鬼怒川から雪になり、だんだん強く降ってきました。湯野上温泉駅に着いて、駅舎のいろりにあたりながらコーヒーを一杯。水がうまいせいか実に美味です。
 宿について、さっそく露天風呂へ。雪の降る中での露天は真に結構です。限りなく体温に近い温度で一度入ると出るにでられない、そんな感じです。ここのお湯は実にサラッとした単純泉です。
yunokamionseneki.jpg湯野上温泉駅
yunokamionsenrotenkara.jpg湯野上温泉の露天から

irori.jpg駅舎のいろり

 あくる日は、雪もやみ、小野岳へ登ることにしまして、出かけました。20分ほどで神社の脇の登山口です。いきなり長靴がもぐってしまうほどの雪で、かんじきがなくてはとても歩けたもんじゃありません。なだれの危険もあるし、山はあきらめて、6Kほど先にある大平宿へ歩いて行きました。
 一般道ですが、川沿いにどんどん登っていきます。こんな道を歩く物好きは私ぐらいのものです。
 途中、車がとまって「乗って行かないか」と声をかけてくれましたが、歩くのが目的ですから、ていねいに断って歩きつづけました。
 大平宿はひっそりと静かなたたずまいです。行楽シーズンには観光バスがいっぱいやって来て、にぎやかなものですが、今はほとんどの店が閉まってします。半年働いて半年休む、デカンショ節のような生き方がうらやましいものです。それでもチラホラと見物人の姿がありました。また駅まで歩いて(下りは50分でした)、二時間半ほどの歩行でした。ちょうど来た電車に乗って帰って来ました。

 「陸羽東線お湯巡り」
 
 1月16日、春日部は朝から雪です。大宮から新幹線に乗り、上京していた荒木さん(青森のこだわり農家で、主に長芋とにんにくを作っています)と合流しました。
 福島では吹雪いていましたが、仙台に着くと全く雪がありません。古川で下車、陸羽東線で終点の鳴子温泉まで、ここで一時間待って、ひとつ先の中山平温泉に着きました。今日の宿は「東蛇の湯」です。中で蛇が泳いでいるのでしょうか。何とも恐ろしい名前の宿ですが、ここは素泊まりのみで、一泊3、500円です。

higasijanoyunomaedearakisan.jpg東蛇の湯の前で、荒木さん

asanorotenhigasijanoyu.jpg朝の露天(東蛇の湯)

sobayade.jpg中山平のうまいそば屋で、荒木さん

 お湯は混浴(女性専用の湯も別にあります)でして、入り口は別ですが、中へ入ると、いっしょ(青森の酸ケ湯と同じ)になります。内湯が二つに露天が一つで、温度が98度もあります。日に何回も湯を抜いて、またお湯を入れてさめるまでロープを貼っておきます。うっかり手を入れたら飛び上がるほどでした。
 湯がさめてから、少しずつお湯を足して、掛け流しとなります。ですから温度の違うお湯をたのしめます。かなりヌルッとした名湯です。
 女性もお婆さんだけでなく、若い人も入っていまして、大変な目のご馳走となりました。食料も日に一度、車で売りにきます。これを買い込んで、酒は宿で売っていますので、自分の好きなものを食べて好きなものを飲む、これが一番です。
 荒木さんの仲間が近くの鬼首に住んでいまして、この人も合流しての宴でした。

 翌日は、鳴子温泉の菅原旅館(定宿)に泊まって、ここはビジネスプランで一泊八千円、お酒を飲んで1万二千円でした。
taknoyu.jpg鳴子温泉・滝の湯

nakaniwa.jpg菅原旅館の中庭

 二日間、お湯三昧で、次の日は仕事です。鳴子で二席おしゃべりをして、その日は一人で赤倉温泉へ行きました。中山平の次の駅が境田です。ここは県境の駅で分水領でもありますが、さ・か・い・だ、とはうまい名前です。
 山形に入って、次の駅が赤倉温泉です。東北一の湯量との事でして、赤倉荘という宿へ泊まりました。なんと一泊二食付きで4、150円です。暖房代が千円で、ビール1本、お酒を3本飲んで7、050円でした。夕食には鍋とエビフライ二本、刺身と焼き魚、生野菜に煮物と、充分な量で私には多すぎるほどです。
 お湯はサラッとした単純泉で、少し鉄のにおいがしました。熱いお湯でしたが、湯をしぼってもらって適温となりました。仕事のついでに、いいお湯巡りが出来ました。

akakurasouno yuushoku.jpg赤倉荘の夕食

akakurayubune.jpg赤倉温泉の湯舟




 
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